えいがのおそ松さんの考察 〜競馬から導き出された「卒業式は2010年」説〜
注意:この記事はアニメ映画「えいがのおそ松さん」の感想記事でありSnow Manはいっさい関係ありません。実写映画の感想はこっちです。
えいがのおそ松さんを観ていたらヒントが得られたので考察した
結論はすでにTwitterとこの記事のタイトルで言ってしまっているのですが、えいがをヒントにいろいろ調べて、結果むつごの卒業式は2010年が濃厚だと考えました。
長くなりそうな詳細をどこに書こうか悩んだ末にめんどくさくなってもうブログでいいやと思って開設してしまいました(続ける気はとくにない)。
なぜ2010年なのか、順を追って説明していきます。
追記:
補足が増えたので内容を整理して3つの記事にしました。
競馬シーンから見た日程の候補
麻雀もパチスロも競馬もやる自分は、おう松さんもおうまでこばなしも麻雀回も2期最終回の地獄麻雀すらも面白いんですけど、えいがでレースシーンが使い回されるとは思わず笑いました。
さて、この競馬のシーン、えいがの中でいうと卒業式の前日、3月14日です。
ここから何年の3月14日なのか導き出せるかもしれない、とそう思ってしまったわけです。
だって、「中央競馬」と「地方競馬」が同時開催されてる日って結構絞れるじゃないですか。
競馬に詳しくない方のために補足しておくと、競馬には「中央競馬」と「地方競馬」があって、中央競馬はJRA、地方競馬は別の管轄になっています。
地方といっても大井競馬場のように東京に競馬場があったり、中央といっても阪神や札幌に競馬場があったりします。
おそ松たちが向かった先は中山競馬場
えいがの中で中山とはっきり出てしまっているのでこれは中山競馬場で間違いありません。
ちなみにもし、明確に描写されていなかったとしても、中山競馬場で間違いありません。
おそ松が「地方競馬始まる」(中継を見る)って言ってることからも、今いるのは大井でも川崎でもない、中央競馬の競馬場で間違いありません。
たとえば今もし大井競馬場にいて大井のレースを観るなら「5R(レース)始まる」とか、最初のときみたいに「次のレース始まる」って言うと思うんですね。
ほかの競馬場のレースが始まるなら「佐賀のレース始まる」とか「ばんえい始まる」とかになるかなと思います。
イヤミとおそ松はばんえいとか障害はやらなそうだな〜 (というか朝イチじゃなきゃ、「地方競馬始まる」って言い方もなんか違うよなって思うんですけど細かいことはおいときましょう)
「おうまでこばなし」で有馬記念に行ってますよね。 あの有馬記念をやってる競馬場が「中山競馬場」(冒頭でチビ太たちが溶けてた話でそのまま名前が出ています)。船橋にあります。
東京に住んでて3月14日という日程で、中央競馬でお馬さんが走ってるのを生で観に行くとしたらこの中山競馬場しかありません。
東京競馬場の方が圧倒的に近いんだけど、3月14日だとレースが開催されていないのです。
正直なところ、こんな状況で赤塚高校周辺から中山競馬場まで行くってやべーなって思いますが、いけない距離でもないですし…
なぜ近場のWINSじゃなくて中山まで行ったのか。
やっぱおそ松兄さんはギャンブルだけじゃなくて純粋にお馬さん見るの好きなんじゃないかな〜(とよけいな考察も挟みつつ長引いていきます)
イヤミもわざわざ中山まで行ってるなんてよっぽど好きだろ競馬。
中央競馬は土日と一部の祝日しか開催されない
中央競馬は基本的に土日、一部の祝日の開催となっていますので、3月14日に中山でレースが開催されているならばそれは確実に土日のどちらかです。
そもそも高校の卒業式って普通は3月1日付近なのに赤塚高校は遅いですよね。
高校によっては3月第3週くらいまで卒業式やるところがあるみたいなので3月15日でもありえるんですけど、それにしても前日も三年生の登校日があるなんて…
で、まあ十中八九、私立ではなく都立赤塚高等学校か赤塚区立赤塚高等学校だと思うんですけども、たいていの公立校は平日に卒業式をやります。
まれに土日にやって振替休日というパターンもありますが、月曜が卒業式で3月14日が日曜というのが一番説得力あるかなと思っています。
松野家ってどこにあるの?赤塚区って東京のどのあたり?
本当に中山競馬場は遠いのか?ということで赤塚区がどこにあるかという問題なのですが、材料はこのへんです。
- アニメでよく出てくる俯瞰の空撮ぽい画は吉祥寺駅の北側(ゆざはや→ユザワヤ)
- 桜回のおそ松とトト子ちゃんが話してた公園も吉祥寺駅北口公園(ベンチなどのレイアウトは違う)
- キンちゃんを見送りにKEIO吉祥寺駅まで行ってる(現実の吉祥駅ほぼそのまま)
- えいがでも井の頭とはっきり出ている
軽く検索したら過去の考察記事というかツイートで蒲田とか大和とか噂されてますが絶対違います。
どちらもユザワヤは駅ビルじゃありません。
(ていうか蒲田は駅周辺の構造が似てるからまだしも大和ってなんだユザワヤがある以外共通点ないわ)
両方私にとっては縁もゆかりもある土地で片方には住んでたし違うと断言できますが、まあもう2期ではっきり吉祥寺駅出ちゃったので確定で良いと思います。
ただ、吉祥寺駅が最寄りだとすると不自然なことがあって気になります。
キンちゃんたぶん沖縄に帰りますよね?
おそらく渋谷まで出て乗り換えて品川経由で羽田空港に向かったと思います。
であれば、吉祥寺駅から羽田空港までの直通リムジンバスあるんで、圧倒的に楽なのになぁ
脱線しました。
赤塚「区」なくらいなので特別区(東京23区)でありほぼ杉並区、という考え方と、チョロ松の「むさしの版」求人誌などから武蔵野市らへんに赤塚区がある、という考え方と、まあ間をとって杉並区の西方〜武蔵野市の境らへんに実は赤塚区がある、という考え方になるでしょう。
魏呉蜀の間に「松」があったのと重なるので最後のが一番しっくりきますね。
高校まで電車通学だとしても1駅2駅くらいなのではないでしょうか。
もし土日の昼過ぎに吉祥寺駅から中山競馬場へ行こうとするとだいたい1時間半です。
ちなみに高校生のみんなが下校してる時間、朝の9時です。
まじで?そもそも土日の8時半くらいに生徒集めて軽く卒業式の説明かなんかして解散してるの??? という疑問はともかく、校舎の時計ってしょっちゅう止まってますもんね。きっと止まってるんですね。きっとそう。
だってあのいらすとやさんのイラストですら、夕方の校舎のイラストなのに時計は9時ですからね。
もうそういうもんなんですよ。
その後むつごが18歳の自分たちを見た後、カラ松のターンの前に休憩入れていますので、もし校舎の時計が止まってなかったとしても、次の図書館の場面までまあまあ時間が経過したと考えれば辻褄は合うかな?
追記:
午前11時40分〜45分ごろであるというツイートを見て「ああああそっか!!!」となったので完全に辻褄合っています。
むつごが2人ずつ離れていって、チョロ松と十四松が図書館に行ったのが午後1時です。(時計が指してます)
お、トト子ちゃんがお弁当出すのも不自然じゃないですね。
アピールのためにわざわざお弁当広げたわけじゃないんだね。
ちゃんとお昼時でしたね。
この頃におそ松とカラ松がすでに中山競馬場に向かっているとすると、到着が2時半くらいになるので、その後出走するレースをいくらか楽しんだ後、夕方になってイヤミと詳しい話をしていることになります。
ちなみにその時間帯でおそ松があれだけ稼げるレース結果だったかとかも調査しようかと思ったんですが、めんどくさすぎてやめました。
たとえ万馬券出たレースがあったとしても元手が少なそうだし単勝転がしてもたった1時間やそこらのレース数であそこまでいけるとは思えないんだけど…
追記:
ダヨーンの姿をむつごの思考で変化させられたことから考えると、おそ松兄さん自身が「俺ぜんぶ覚えてる!このレースはこの馬が勝つ!勝ってた!絶対そうだった!オッズもこれだけあった!」とか思い出を補正してしまうとそうなる可能性があるのでやっぱり計算しても意味なさそうなのでやめました
そこから赤塚区に戻ったらまた1時間半かかるのに同じくらいの夕焼けなのはちょっと気になりますが、赤塚区の方が西側なので時間差もあるのと、3月14日の17時半〜18時ごろならありえる、公園ではみんなを赤々と照らすよりも影を落として心をざわつかせるようなべったりとした暗い夕焼けになっていますから、あながち無理な展開でもないかもしれません。
追記:
あらためてえいがを観たら、中山にいる時点では夕方といってもけっこう青空のままのところが多かったです。ここから1時間半かけて赤塚に戻って合流し、公園の時点で完全に夕焼けになっていたということであれば辻褄も合いますね。
天気から見た日程の候補
というわけで、3月14日が土日であることは確実なので、他の要素を検証したいと思います。
えいがの中で映像を見ていると両日とも日中は気持ちの良い晴れに見えますね
雲ひとつない快晴というわけではありませんが、きれいな青空が広がっています。
さて、「現代」の「同窓会」を2019年の3月15日と仮定し、とりあえず過去20年分について両日の天気を調べました。
結果がこちらです。
土日を基準に、当日と翌日の天気をまとめるとこうなります。
2015年はありそうでなさそう
もし2015年が卒業式だったとするとむつごはその年の5月24日に19歳になるため、2019年に23歳になります。
ということは同窓会の時点では22歳ですね。
となると、まだ大学生の同級生も多いと思います。
22歳の年度の3月、同級生は4月から社会人になる人が多いんじゃないでしょうか?
同窓会の様子だと、どうもみんなすでにしっかり働いている人が多いように思います。
内川との会話も、社会に出て少し経ってる前提のように聞こえます。
結婚したり子供産まれたりは早い人だといたりするのでそこまで不自然ではないですが、むつごがニートであることや彼女がいないことをそこまで卑下したり内川からあそこまで言われるほどひどい状況ではないのではないかなと感じました(6人揃ってニートなのはひどいか)
そしてなにより、くもってるし。
なんなら卒業式の日、雨だし。
ちょっと弱いかな。
2004年は絶対にない
2004年の3月14日と15日は両日文句なしの晴れなのですが、いかんせんこの年が卒業式だとむつごが30代になってしまうので完全にアウトです。
もう、「現代」をアニメ放送開始の2015年ってことにしてその基準でカウントするような卑怯な考察をしたとしても、今年30歳になっちゃいます。
それは正直きつい。
U29のコンタクトとかギリギリすぎる。
そんなマーケティングに使えない。
その年齢だといっそむつごよりトト子ちゃんのほうがきつい。
もし「現代」を特定しないで卒業式の日程だけを考察するのであれば2004年は濃厚ですね。
2009年は雨
年齢的には20代におさまってるのですが、この年も雨ふっちゃってますね。
2010年ならちょうどいい
2010年3月14日は日曜日のため、翌日月曜日が卒業式なのもちょうどいいですね。
松造もわざわざ会社休んだのか〜
あのむつごを養う松造の稼ぎとか考えたらそうそう休める立場でもなさそうだけど、大手でそれなりの役職だと案外すんなり有給とれるかも。
年度末で忙しそうにも思うけど業種もわからないし、まあお休みとれたんでしょう。
翌日仕事たまりまくって地獄かもしれませんが、日曜日もしっかり仕事して夜帰宅してますからね。がんばってますね。
2019年基準なら現代のニートは今年の5月で28歳、2015年基準なら24歳です。
どっちでもあり得る!ちょうどいい!
3月14日は晴れ!ちょうどいい!
卒業式の3月15日は… くもりですね(真顔)
そもそも「晴れ」とは?そして「曇り」とは?
実はここで、さきほど定義した赤塚区の位置が重要になってきます。
まず、気象庁における「晴れ」と「曇り」の定義もはっきりさせておきましょう。
パチスロおそ松さん〜驚〜の概念REGのおかげで「定義」が好きになってきました。
雲の量が2割〜8割が「晴れ」
雲の量が9割以上だと「曇り」
となります。
どう贔屓目に考えても、ほとんど青空が見えず隙間がちらちら見えてるくらいです。
じゃあえいがの3月15日の天気とだいぶ違うじゃないか!と、思うかもしれません。
ただ、「東京の天気」の観測所は千代田区です。
しかも「曇り」かどうかは観測所の職員が目視で決めてるので、その塩梅によっては8割強でも「曇り」ってしてるかもしれません。
つまりだいぶ距離があるので、もしかすると赤塚区では晴れ間が普通に見えていたかもしれません。
のぞみが出てきました。
赤塚区の3月15日の本当の天気はどうだったのか
では念のためにもっとデータを深掘りしてみましょう。
赤塚区に一番近い地点で府中の気象データがありました。 www.data.jma.go.jp
あー、うん… 晴れてなさそうだなぁ
てかめっちゃ風強くね?
お昼過ぎごろになったら瞬間最大風速8mとか9mとかあるよ。
でも卒業式当日の風景では旗も風船もなびきまくってるので風が強い=2010年3月15日説がより濃厚じゃないですか!逆にありがとう!!
もっとポジティブに考えよ?
逆にさ、こんだけ風が強かったら雲が流れて一時的に晴れ間出るんじゃない?
たとえば
09:00 0.0 9.3 1.1 北北東 2.0 東北東 1
09:10 0.0 9.8 1.0 北北東 1.9 東北東 1
↑ほら、卒業式が始まるくらいの時間に、日照時間がありますね。(あくまでも府中)
11:20 0.0 13.4 1.4 東 2.6 東 3
↑卒業式が終わってみんながわいわいしてるあたりの時間帯、日照時間がありますね。(あくまでも府中)
え?3分じゃ短すぎ?
11:30 0.0 13.5 1.5 北東 2.9 北東 1
↑この11時20分〜39分の間に4分も日照時間があったんですよ?(あくまでも府中)
スクリーンに空が映ってるシーンはちょうど晴れてた時間なんですよ。 空が映ってないときは天気がどうなってるかなんてわかりませんけどね。
思春期バスターズのシーンで思いっきり太陽出てますが、周りにはそれなりに雲もあるし、たまたま赤塚区のあたりは晴れ間だったんだそうだきっとそうに違いない。
仰げば尊しを歌い始めるシーンで校舎の時計が10時くらいですね。
9時から式が始まって10時ごろに斉唱、その後なんやかんやで式が終わってから11時ごろに各々が教室や外で歓談していたとすると、日照時間の考察ともずれなくなるのでありがたいですね。時計が止まってなければの話ですけど。
追記:
卒業式当日の天候がかなり苦しくて、「そうだったらいいのにな」という願望が強くなってしまい、考察としては成立しないなと思いつつ「そうであるに違いない」という妄想にしてしまいました。
しかし先日まさに駅の向こうは全面雲に覆われて雨が降っているが駅のこちら側は晴れていて雲が卒業式の背景そのものの割合という空を見てしまったので、「やっぱ当日の赤塚高校もそうだったんだって〜全然ありえるありえる破綻してないよ〜」って思いましたありがとうございます。
そういえば中山の天気を調べていなかった
赤塚の天気ばっかり気にしていましたが、2010年3月14日(土)の中山競馬場の天気ってどうだったんでしょうか。
夕方までしっかり晴れてまーすありがとうございまーす!!
まとめ
あれはあくまでも「おそ松さんの世界」であって現実とは異なるという考え方ももちろんあるんですが、現実と照らして考えるのがすごく面白いのでこのような考察をしてみました。
そもそも映画本編では卒業式が「3月15日」であるとは言われていません。
これも現実の映画公開日=3月15日が卒業式(現実では中学校が多い)という符号からくるものでしかなくて、実際は3月1日だったかもしれません。
でも、キャンペーン発動!のときも11月28日だったり、現実と合わせてる部分もあるので、同じように考えた方が楽しいかなと思ってます。
考察というよりただの妄想に近いですが、最後までこのお遊びにお付き合いいただいた方、ありがとうございました。