続・えいがのおそ松さんの年代考察 〜カラオケ編〜

えいがのカラオケシーンが琴線に触れ妄想が生まれ記事が生まれる

前回続ける気はないと言ったものの、書きたいことがいろいろ出てきたので、引き続きTwitterでつぶやいてたことをちゃんとまとめて書いていきます。

前回の記事はこちら。この記事についても補足したいことがいっぱい出てきたので最後の方にまとめます。

追記:

補足が増えたので内容を整理して3つの記事にしました。

 

tamago625.hateblo.jp

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さて、先の記事では競馬と当日の天候から、卒業式は2010年だったのではないかという説を展開しました。

それをさらに強めることができる材料がしっかりありました。

 

そう、カラオケです。

 

カラオケという題材は年代が特に出やすいところ。これはしたり。

 

非常に個人的な話をするとヒトカラという言葉が生まれて浸透する前から普通に一人でカラオケに行きまくっていたくらいにはカラオケが好きなので(そのうちまねきコラボについても書くかもしれません)、松がカラオケに行くシーンを公式本編で描いてくれたことが嬉しすぎました。

これはもう記事書かずにはいられません。

しかもみんなウケてるかなり面白いシーンに仕上げてくれて、感無量。

 

でもかなりびっくりしたのが、一松の「しょうがないでしょ俺カラオケ来たことないの!!」発言。

 

あんだけウィーしておいてあのメンツとカラオケ行ったことないの?嘘でしょ?毎回理由つけて断ってたの?enjoyの試着も断れないイチが???断れるの???カラオケを?????

大人のトド松でさえ内川の誘いをうまくかわせずに連れていかれるくらいなのに…

 

それに後から入って来た柳田も「あれ、イチがいる」って言ってますがその後のセリフから察するにこれは単に「家に帰ったんじゃなかったっけ」っていう疑問でしかなくて、イチが珍しくカラオケに来た!感が一切ないんですよね。よくわからない。

 

だいたい松野家は家族でカラオケとかしないのかよ…そこが残念だよ…

「いや自分歌とか無理なんで」って言って留守番してたりするの?

むつごでカラオケ妄想ができないじゃないですか…

 

むしろananの無理にカラオケしてるイチのほうがありそうですし、家族と行った時は自分のペースで歌える一松というのもありそうな妄想なのですが、私は公式の製作した本編と公式サイト以外の情報に関しては公認であっても「あくまでも裏設定」「そういうサービスコンテンツ」と捉えるタイプなので、えいがのカラオケ未経験が正史と考えています。ananは違う世界線っていう考え方…

 

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この公式GIF、内川のGIFがあれば「カラオケいこうぜ」とかに使えるのに…

しかし自分で矛盾するんですが本編以外の情報を除外して捉えると、「えいが本編全体がすべて高橋さんの夢」とか、なんなら「高橋さんのくだりも含めてすべてがファンの誰かが見てる夢というメタ設定でそれを映画という形で見せられている」という壮大な夢オチの可能性も捨てきれなくなってきます。

ただ、そうするとなんでもありになってしまって、ananのほうが現実世界の可能性も出て来ます。

 

もうこんなの人それぞれ好きに妄想すればええんや

この記事は私の妄想を垂れ流すんや

 

これ全部前置きです。長いですね。じゃあ本題いきますね。

カラオケRanRanのシーンから見る年代

一松たちの入った部屋はDAM

カラオケ機器本体が描かれていないしスクリーンに映ってるのもぜんぜんカラオケ映像じゃないし内川は歌詞も見ずに歌ってるのかなんなんだこれは…という疑問も浮かびますが、そこはおいといて一松が手にしているリモコンに注目しましょう。

 

このUIはDAMの古いタイプのデンモクで、いまだにこの白黒のUIのまま稼働している端末もありますので、見覚えのある方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか。

 

私はこの端末を「PM100Ⅱ-DK」と睨んでいます。

  • 白黒タッチパネルである
  • カテゴリボタンが落花生みたいな変な形してるUI
  • 右のメニューを除いた落花生カテゴリが3カラム
  • 端末の下部に物理キーがない

この4つが根拠です。

前身モデルである「PM100-DK」もハードの見た目には同じことが言えますが、カテゴリが2カラムなんですよね。えいがだと落花生みたいな形はしてないのですがレイアウトが同じです。

また後継モデルの「PM100Ⅲ-DK」になると、端末下部に物理キーがあります。

 

まあ麻雀の作画のひどさから考えても、これは単に作画上省略されているとも考えられますし、また特定の製品として描かないようにあえてテキトーにハズしているだけというのも十分考えられます。

 

ただ物理キー部分を、簡略化して描くことすらしていないということから、それはないものとして検討したいところです。

ちょうどすべての条件に当てはまるのが「PM100Ⅱ-DK」しかないので、これを推していきたいと思います。

特定したデンモクの稼働年代は2003年〜2013年

前回の記事で仮に20年分の中山日程と天候を調べましたが、ちょうどその期間内におさまっているので、これも年代を裏付けるかなりありがたい重要な材料になりそうです。

 

あらためて調べてみると驚きですが、デンモクって1モデルが10年稼働し続けるんですね。

実際には新モデルが出ても店側は予算の都合などもあるし徐々に入れ替えられていきますから、2013年の時点で稼働していたデンモクが2003年の時点で導入されたということはあまりないかもしれません。(ていうかたぶん10年使う前に壊れます。)

2008年くらいにようやく切り替えるような小さいカラオケ店がそのまま5年稼働させるというのは十分にありえます。

 

2013年1月に新曲の配信が終了しているというだけで機器はその後も使えるんですが、宿泊施設のパーティールームとかならともかく、通常営業しているカラオケボックスでそれはないと思うので、えいがのシーンもおそらく2013年以前でしょう。

 

ちなみに本体のほうは、現行最新モデルが「LIVE DAM STADIUM STAGE」(2017年10月発売)なのですが、これは前身の「LIVE DAM STADIUM」(2015年4月発売)のマイナーモデルチェンジ的な立ち位置になります。

 

ここ最近のDAMの傾向では、だいたい4年周期でメジャーの最新モデルが出て、発売から2年ほどでマイナーチェンジされたモデルが出るという感じになっています。

 

ただこの最新より一つ前の「LIVE DAM STADIUM」への切り替えすらまださほど進んでいなくて、大きいチェーン店でもいまだに旧モデルの「LIVE DAM」(2010年10月発売)が現役バリバリだったりします。もうすぐ9年です。

LIVE DAM」の出来が良かったというのもありますが、お店からすれば1台200万〜300万くらいする機器を常に何台も買い換えることは現実的ではないわけで、どうしても2モデル3モデル飛び越えての入れ替えとなりがちです。

 

カラオケってほぼ第一興商とエクシングの一騎打ち状態で新規参入が難しく、あまり競争しないので価格も下がらないし、そういう業界なんですね。

 

ちなみに一松が持っている形状で「LIVE DAM」に対応できるデンモクはないため、RanRanで一松たちが入った部屋はもっと古い「cyber DAM」(2000年10月発売)や「Premier DAM」(2007年4月発売)あたりではないかと推察されます。

当時の高校生が利用するカラオケボックスの傾向からも検討する

いまでこそ居抜き戦略で幅を利かせ始めたまねきねこなどが学生向けの割引をガンガンかけて集客していますが、もし仮に10年前だったとすると、まだまだルーム料金も高く、会員・学生であっても都内なら30分400円とか普通にあったと思います。

私もヒトカラは2〜3時間くらいで済ませていた記憶があります。(今はフリータイムで10時間居座ることもあります。ほんと安くなりました…)

 

このRanRanというお店、現実世界でいうとモデルになったチェーン店はバンバンなのではないでしょうか。(BanBanのBの下を抜いた感じ)

 

昔はよく「アパート改築しただけだろ」みたいなボロくて音響のひどいカラオケボックスがあちこちにありましたし、小さくて狭い雑居ビルの中に「ほんとに部屋数あるの?」って思うほど小さいカラオケボックスが入居していたりしました。

そういうところが意外と料金が安かったりするので、自分も中高生のころはカラオケ館だのビッグエコーなどというチェーン店とは無縁でしたし、おそらくRanRanも赤塚高校の生徒からすると、近隣で一番安いからとりあえずここいっとく的なお店なんじゃないかと思います。

友達とカラオケいこっか〜って話になったらとりあえず近場行きますし、入り口で料金見たらメジャーなチェーン店はだいたい高いし避けちゃうんですよね。

 

そうなるとRanRanは設備そこそこでちょい古いかわりにルーム料金が安いんじゃないかと。ワンカラとは対極な感じですね。

基本的に安いカラオケボックスは彼らみたいなグループ客のフードオーダーで利益を出すスタイルですし、制服のまま行くような高校近くに出店するとなるとターゲット層も生徒たちだと思いますし。

 

追記:

ラストで高橋さんが「現代」の赤塚を歩き回ってるシーンがありますが、RanRanがリニューアルしてるんですよね。

別のチェーンが居抜きとかではなくRanRanがそのままリニューアルしてるところみるとうまく営業してるんだと思うので、やっぱり赤塚高校(とおそらく近くにある中学校?学ランの通行人いましたしね)の生徒たちで繁盛していそうです。

 

で、そのターゲット層が相手となると新曲配信されてないなんてありえないってなるので、前項のように2013年よりも少し前の年代感だと思うんですね。

 

さらに、デンモクの発売からすぐには導入してない可能性も高いお店です。

そこで発売時期に近い2003年寄りではなく、2013年寄りじゃないかと思います。

 

もし仮に2003年寄りだとすると、発売から3年経過した「cyber DAM」導入と同時にデンモクの最新モデルを導入したという可能性もありますね。

ただリース料などを考えると、3年も経過した本体機器を今から入れるRanRanが真新しいデンモクにお金出せるかな?というのが疑問です。

 

それよりもむしろ2009年ごろに、発売から2年経過した「Premier DAM」と、発売から6年経過して現役バリバリの「PM100Ⅱ-DK」の組み合わせで導入というほうがあるかな〜と。

 

2007年の時点でCMシリーズとか新しいデンモクは出てるんですが、本体機器の動向からすると2007年にぴかぴかの「Premier DAM」導入ってのは厳しい気がしますね。

 

2007年ごろに発売から2年経過の「BB cyber DAM f-stage」と発売から4年経過の「PM100Ⅱ-DK」の組み合わせってのもアリか。そこから3年稼働もありえますね。

でもWikipediaを見ると

2011年現在この機種を置いているカラオケ店は少ない。

とありますので、もし導入していたとしてもさすがのRanRanも2010年かもう少し前に撤去してる可能性が高いです。

そこらへんも含めて考えるとやっぱり2009年ごろに「Premier DAM」と「PM100Ⅱ-DK」導入説を推したいですね。

 

途中で検討した2004年は、卒業式と前日の両日とも晴れで、天候面でももっとも適していた年でした。カラオケの側面から考察しても2004年なら可能性も高く適しています。

 

でも!2018NEWチョロ松兄さんが32歳になるのはやっぱないよな〜と思うので自信を持って除外させていただきます。

 

えいがの中で茶髪いじりされているので同窓会も確実に2018NEWチョロ松兄さん以降なんですよね。やはり2019年3月15日(1期2期の出来事がほぼ思い出として出てきているのでそれより後)とみて良いように思えます。

 

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。

今回もまた妄想をもりもり書いてしまいました。

 

個人的な意見ですが、本編の一部を切り取って「これってつまりこういうことじゃない?」と感じてる時点ではそれはそうだったらいいなという「ただの願望」で、それが「これってつまりこういうことに違いない」と考えた時点でそれは「ただの妄想」となり、考察と呼べなくなると思っています。

 

「考察」をするからには客観的なデータや根拠が必要だと思うのでできる限り検証したつもりですが、まだまだ足りないのは重々承知で、あくまでも可能性の提示でしかないと私も自覚しているので、ご覧いただいた方もそのつもりでマサカリを投げるのはやめていただければありがたいです。

(別にまだ誰からも投げられてませんが)

 

前回に引き続きまたこの遊びにお付き合いいただいた方、どうもありがとうございました!

 

tamago625.hateblo.jp

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