PA怪盗おそ松さんの楽しみ方を羽根モノ初心者向けに解説するつもりだったのにただの推し機種語りになってしまった(15000文字)

PA怪盗おそ松さん筐体

PA怪盗おそ松さん筐体

 

公式に捕捉されるやつ

 

2020年2月導入予定の新機種「PA怪盗おそ松さん」を、2019年12月に先行導入されたダイイチの直営店(岩塚店)で初打ちしてきました。

 

結論から言うと最高に面白くて12時間打ちました。

 

まあこれ言ったらたぶんあいつだなってお店の人にはバレちゃうんですけど、いかに面白かったかを強調したいので公表します。

 

ただ、もともと羽根モノが好きな私がいくら面白い面白いと言っても、「パチンコは初めてだけどおそ松さんが好きで打ってみたい」という人や、「はじまりはじまり、おうまは最高!は打ったことあるけど、羽根モノはよくわからない」という人にとっては、正直ピンと来ない台なのでは…?という不安があります。

 

楽しみ方がわからなかったり、他の台のイメージで打って全然勝てない!と思ってすぐやめてしまったりするともったいないし悲しいので、この記事ではおそ松さんファンで打つ人に予備知識として意識しておいてほしい点を説明したいと思います。

 

と思って書き始めたらなんか書きたいことをひたすら書き出しただけで15000文字くらいになってしまいました。

 

ほんとは記事は年末にほぼ書き終わってたんですが、親切な説明画像とかもいろいろ添えたいかな〜とか考えたり、ひぐらし廻を打ったりしていたらこんな時期になってしまいました。

 

公式の機種ページも公開されたことだし、親切画像や推敲はあきらめて書いたままをとっとと公開することにしました。何度も同じこと言ってるところとかあるかもしれませんが、楽しかった気持ちとか勢いそのままでいっかなと。

 

 

2月の全国導入前に岩塚店で打つ人にとにかく最初に読んでほしい話

 

1. 写真撮影禁止です

 

すみません、自戒も込めてなのですが、ダイイチ岩塚店の店内は撮影禁止です。

 

神奈川でどの店でもバシバシ写真撮ってて何も言われたことがなかったので、普段の感じで写真を撮っていたら店員さんが声をかけにきました。

もちろんユーチューバーみたいに三脚を立てて動画を撮っていたわけではなく、スマホで台の写真を撮っていたわけですが、そういうのもダメです。

 

パチンコ屋のルールには、都道府県によって異なる条例の違いと、ハウスルールという店舗独自のルールの違いがあります。

よその店ではOKだったぞ!は通用しません。

注意されたら大人しく従いましょう。従えなければ出禁です。

(というかもしかしたら神奈川のあちこちのお店もほんとは禁止だけど目をつぶってくれているだけかもしれません。みんなバシバシ撮ってるけど)

 

台の上に撮影禁止の説明ステッカーがありましたが、本当に申し訳ないのですがそんなものまったく目に入ってませんでした。だって店に入って目を皿のようにして探してるのは「あの台」の台枠や盤面で、台を見つけたときにはステッカーよりもはるか上にある超特大の怪盗6つ子パネルが視線を奪うんです。怪盗だけに。

 

まあとにかく言い訳は通じないのですが、他の地域から遠征してくる松クラさんはこの罠に陥りやすいと思いますので(私のことだよ)念のため最初にお伝えしておきます。

 

2. パチンコフェスのときとは当たりやすさが違います

 

2019年2月に秋葉原で開催された「みんなのパチンコフェス」でも試打できたため、触ったことがある方もいらっしゃるかと思いますが、試打用のデモ機はスペック(当たりやすさなどの仕様)や開発中の演出などが実際にホールに導入されるものとは異なります。

  

「なんか秋葉原で打ったときと違ってぜんぜん当たらないんだけど???」

 

とか思ってすぐに見限らないでください。

当たる確率や出玉の増え方についてはのちほど説明します。

 

YouTubeにあがっている試打動画も、ショールームでの実践動画はデモ機だったりするので、ホールで実践してる人の動画で報告されている数字の方が現実的な成績です。

 

3. 人によって好みが分かれる機種です

 

ぶっちゃけおそ松さんというコンテンツが好きかどうかに関係なく、羽根モノ好きな人の間でも評価が分かれる台です。

 

厳密に言うとこの機種は羽根モノではなく1種2種混合の甘デジですが初心者向け記事なのでそのへんの細かい話は割愛します。岩塚店の装飾も甘デジ島でした。

純粋な羽根モノを求めてる人には不評な場合もあるようです。

 

私がどれほどがんばって面白さを説いても、合わない人には合わないかもしれません。私も、好きなコンテンツでも「こんなん打ってられねーわ」となり打たなくなるような、ストレスのたまる機種というのがあります。

 

その場合は、台を悪く言うのではなく 「自分の性格には合ってないんだな」と思うようにしてください。

 

打ち方の基本

本当に基本的な打ち方については公式サイトを見ればわかります。

かんたんかんたん。やればすぐわかる。

daiichi777.jp

 

いやちょっと待って!?

 

これはすでにパチンコを打てる人が、この台はどう打つの?っていうのを知るための説明ですよね。うんうんパチンコ屋に初めて行ったらその手前がまずわかんねーんだよ!ってなりますよねうんうんわかります。

 

しもふりチューブの説明動画が打ち手に寄り添っていて面白かったのでこれをおすすめしておきます。液晶機の説明なのでちょっと違うところありますが打つまでの流れがわかりやすいです。

(11分あたりの話は初めて打つ人がテンパるところなのでそこも観といてほしい)

(隣のおばちゃんに腕叩かれてこれどうしたらええの!?って聞かれたことある)

 

いやわかんねーわ!不安だわ!!っていう人は、ふつうにお店の人にやり方を聞きましょう。恥ずかしくないですよ。大丈夫。

金づる坊新規顧客獲得のため、やさしく丁寧に教えてくれます。

 

1. 左打ちも右打ちもできるけど基本は左打ち

通常時、まず初めにやることは盤面の中央下部にある「ヘソ」に玉を入れることです。

 

「はじまり」「おうま」では通常時は左打ち、ラウンド消化と時短STは右打ちというふうに分かれていました。

アクリルの導線で釘も少ないですよね。

 

PA怪盗おそ松さん」は盤面の右にも同じように釘があり、どちらのルートで打っても良いようにできています。ただ、距離が伸びればブレも大きくなるので個人的には素直に左打ちで良いと思います。

2. ヘソに入ると2つのチャンス「直撃」「羽根開放」

ヘソに玉が入ると抽選が行われます。

1. 直撃(直当たり)の抽選

2. 羽根開放回数の抽選

3. 当選時ラウンド数の抽選

 

直撃(直当たり)については後ほど説明します。

 

すでに変動中で演出が始まっているのにさらにヘソに玉が入ることがあると思いますが、4個分の保留があるため、保留があれば続けて次の変動が始まります。

 

ヘソに玉が入ると6つ子の誰かが「おそ松でぇす」「チョロ松です」のように自己紹介をします。そのときセグに「1」「2」「3」のいずれかの数字が表示されますが、これが羽根開放回数の告知です。

 

1回…91%

2回…6%

3回…3%

 

ですが、体感では意外と2回3回があったな〜と感じました。

 

その後羽根がその回数だけピョコピョコと開きますので、そのタイミングで玉が入るように打ち込みます。毎回かならず入るわけではないので最初はイライラするかもしれませんが、そういうものだと思ってください。

 

3回開いてもタイミングが悪くて玉が入らなかったりするのでやきもきします。

羽根モノや役物一発台そこが楽しいんですけどね!

予測のつかない玉の動き、入った時のワクワク感、そしてV入賞までたどり着いた時の興奮がたまりません。

 

羽根モノがうまい人はハンドルの強さを調整をして羽根が玉を拾いやすいようにできるのですが、下手にハンドルを動かして玉があさっての方向に飛んで行ってしまうと無駄になるので、よけいなことはせずに打ちっぱなしのほうが入る確率がブレないで済みます。

 

また、実はこのときすでに「3R(梅・スモールボーナス)」「5R(竹・ミドルボーナス)」「10R(松・MAXボーナス)」のいずれかが決まっています。

キャラクターや音、ランプなどで示唆されることがあり、今当たればMAXだ!!というのがわかるのでヒリつくスリルを味わえます。MAXだとわかってるのにハズレたときのガッカリ感もすごいですが…。

3. 羽根が玉を拾ったらドキドキの展開に

羽根が玉を拾い、玉が中央の役物に入ったらいよいよワクワクのはじまりです。

まずは上段のクルーンですが、ここは中央に玉が入るとチャンス。

手前に落ちるか穴に落ちるかで、中段のルーレットの確率が変わります。

 

ときどき同時に2個以上の玉が入ることがありますが、2個め以降はセリフが変わるので、より嬉しいですよ!

 

あ、ちょっと脱線しますがセリフといえば、スロットなどでも大当たり終了後にはいろんなパターンでランプが光ったりいろんな種類のボイスが流れたりすることがあって、たいてい設定示唆になっています。「このセリフは設定3以上でしか聞けない」「このセリフは設定6だと0.5%の確率で発生する」とか。

 

私が実践したときはメモなどもとっていなかったため、どのセリフが多かったとかがまったくわかりませんでしたが、それぞれの発生確率など細かい情報はそのうち解析サイトなどが出すかもしれません。

(ただ導入台数が少なくて打ち手の少ない機種は記事を作っても見る人が少ないため、利益にならないので解析情報を出してくれるサイトがないこともあります…)

 

激しく脱線してしまい失礼しました。次いきましょう!

4. 中段は運命の分かれ道

中段のくるくるしているルーレットの穴は、外側からだと12箇所、内側からだと4箇所となっています。2箇所の赤い穴のどちらかに入れば、最後の3段目に進むことができます。白い穴に入ってしまうと残念ですがそこでハズレです。

 

1段目のクルーンで穴を通った玉は内側に入るため、1/2で赤い穴に入れるスペシャルルートなわけですね。

 

ただ、1/2というのは体感だとつい「ほんとに1/2か?」と思うくらい、意外と当たりません。せっかくスペシャルルートを通ったのに白い穴に入ってしまったという悔しさから強い印象が残ってしまうせいで「また白だ!」と感じてしまうのです。

 

しかもスペシャルルートを通ると「ピーン!」というアツそうな音がするので、よけいに期待感を煽られてからのハズレとなり、ここでイライラしてしまう人も多いかと思います。

 

でも長く打っているとなんだかんだスペシャルルートの方が赤い穴に入りやすいことは納得できると思います。

5. 回転役物・無敵シャッター

中段で赤い穴に入った玉は最下段に投げ込まれます。

ここでは中央のプロペラのような回転役物が激しく回転しており、これが玉をバシバシと弾きます。

中央の「V」に入れば見事大当たり。

Vの左右に落ちるとハズレですが、玉が運ばれて来てから数秒間は「無敵シャッター」が閉まってくれるためしばらく延命できます。

 

…めちゃめちゃ難しそうですよね?

 

そう、それなんですよ。

 

これで、「え?なにこれこんなの当たるわけないじゃん」「うわーこんなのいつ成功するかわからないのにどんどんお金だけ減ってくよ!」みたいになってしまい、ほんのちょっとしか打たずに嫌になってしまう人がいるわけです。

 

お願いします、せめて羽根を100回開かせるまでは諦めないでください。

でも軍資金は無理しないでください。

  

役物の確率は理論上、約1/15.5くらいらしいです。

羽根が玉を拾った場合に突破できる確率なので、お店の設置しているデータ表示器の確率とは異なるので注意してください。

データ表示器の大当たり確率は、ヘソに入ってスタートした回数(羽根開放の回数に関係なく1回でカウント)のうち当たった回数の割合です。

高設定で直撃が多い台はその分この割合が高くなりますので、必ずしも役物の調子がいいとは限りません。

 

まあ最初はあまり難しいことは考えず素直に玉を入れて素直に楽しんでください。

 

なんせ6つ子がしゃべるからね。

 

回転中、6つ子がおしゃべりするわけですが、最初は余裕をかましているのに無敵シャッターが開いた途端慌て出すのが面白いです。

既存ボイスの組み合わせなんですがここでこれ使うか〜wという面白さがあります。

 

個人的にはおそ松兄さんの

「所詮お前ら5人には俺は倒せないんだよ!」が言い終わらないうちにシャッターが開いて焦り出すときの小者感が好きですw

「見た目的にもう無理なんだけど!?」とか言い出してかわいい。

 

あと一松の「なんなんだよこいつの優しさ!逆に死ねぇ!」とか合ってて笑うw

 

チョロ松の「おいコラおっさん!俺たち6つ子をなめるなよ!」は、なんとなく打ち手に言ってるように聞こえてしまうので、台がパチンコ屋のお客さんに向かって暴言吐いてるみたいでちょっとハラハラします。でもこのセリフ、お互い死ね死ね言ってる6つ子が共通の敵に立ち向かう時に6人でひとつになろうとするところがいいんですよね。

6. V入賞からラウンド消化まで

玉が見事Vに入ると大当たり!

ここで松竹梅のうちどのボーナスが当たったかを告知されます。

 

左にある「松竹梅ゲート」に玉を通すと、盤面最下部にあるアタッカーが開きます。

1Rあたり10個玉が入るといったん閉じて、次のラウンドが始まるとまた開きます。

 

梅・スモールボーナス…3R

竹・ミドルボーナス…5R

松・MAXボーナス…10R

 

仕組み上、V入賞の時点で1R消化したことになっているのでセグの表示は2Rから始まります。

 

すべてのラウンドが終了したあと、保留分の変動が始まります。

気を抜いていると羽根が開いているのに玉を入れることができなかったりしてもったいないので、打ちやめて帰るのでなければ保留が途切れるまでは続けて、休憩はキリのいいときにしましょう。

直撃について

ヘソに玉が入った時点で、羽根の開放回数の抽選とは別に直撃(直当たり)の抽選が行われていて、それぞれ下記の確率で、玉がVに入らなくても当たり扱いになります。

 

設定1:1/319.7
設定2:1/290.0
設定3:1/269.7
設定4:1/249.2
設定5:1/230.0
設定6:1/200.4

 

羽根モノなのに直撃(直当たり)や設定差があることが、羽根モノファンの中では賛否両論ですが、これがあることでむしろ羽根モノに慣れていない人にも打ちやすく、投資が嵩まずに済むのではないかと思います。

わりとこのヘソで直撃抽選してくれてるっていうこと自体、メンタルに対する効果が高くて、「せっかくヘソに入ったのに羽根が玉を拾えなくて無駄になった」感が少なくなります。オマケ程度の感覚ですね。

 

直当たりのハマり方について

普段パチンコを打たない人に気をつけて欲しいのは、この確率の数字どおりになることを期待しないでほしいということです。

 

たとえば液晶機でも分母の2倍ハマり3倍ハマりというのは日常茶飯事ですので、上記の確率だと600Gくらい何も起きないというのはまったく珍しくないわけです。

600Gハマったからといって設定1かなと思っても、実は設定6で引きが悪かっただけということもあるし、1000Gハマってこれは絶対設定1だろと思っても設定6の5倍ハマりっていうこともありえます。

逆に引きがよくて1/200より上振れしていて、これは設定6!と思っても設定3や4の数字なら全然ありえます。

 

1人が1台を1日打った程度ではこのへんの確率の収束は見られないので、考えても無駄です。たくさん引いたら運が良かった、引けなかったら運が悪かったと思って、ふつうの羽根モノとして考えて楽しめばオッケーです。 

直当たりの演出について

直当たりしたときの演出はいくつかあります。

 

ふだんどおりに3回開放が当たったかと思いきや、やたら羽根の開いている時間が長いことがあります。

クルーンにアホほど玉が大量に入っていって、回転役物の周りでクルクルしてめちゃくちゃ面白いです。

これは直当たりのときの演出です。

 

もちろん玉がたくさんあるのでV入賞もしやすいですが、運が悪いと玉がいくつ入ろうとなかなかV入賞しないのでなんか笑えます。V入賞しなくても、時間が経つとブラックアウトして、ボタンを押す演出が始まります。

 

直当たりのときはボタンポップアップが本気出してくるので見た目で激アツなのがわかると思います。押しごたえあります。

 

期待するとガッカリするポイントとしては、直当たりしたことに対しての演出でしかないので、どんなに派手でも「梅・スモールボーナス」だったりすることがありますね。

ふだんのV入賞時のボーナスの振り分けは

 

10R:33.5%
5R:33.5%
3R:33%

 

と、だいたい1/3で均一ですが、直当たりのときは振り分けが異なります。

 

10R:52%
5R:24%
3R:24%

 

上記のようにおよそ1/2で「松・MAXボーナス」が当たります。

が、さきほどもいったように1/2というのは、実は体感してみるとそんなにしょっちゅう当たらないような感じがするわけです。

 

せっかく直当たりしても「梅・スモールボーナス」「竹・ミドルボーナス」が多く感じられると思うので、期待しすぎて楽しめないよりは、ハマり中の助け舟くらいに考えて、当たっただけありがたい〜という気持ちでいたほうが良いでしょう。

 

ほかには、まったく役物を突破できずハズレかと思いきやけたたましい音とともにセグが「33」や「77」になり当たるという演出もあります。

 

このときは最初のラウンドが盤面最下部のアタッカーではなく、羽根が開いて玉を拾わせる方式なので気をつけてください。

当然ですが、「松竹梅ゲートを狙って」というボイス指示もありません。

一応役物の周囲の松竹梅ランプが上に向かって点滅して示してくれてはいるのですが、かなりわかりにくいです。

一定時間が経過するとラウンドが強制終了して損してしまうので、見逃さないようにしてくださいね。

 

6つ子の兄弟別演出

打っている最中、要所要所で6つ子がしゃべります。既存ボイスの組み合わせですがうまい使い方をしているのでセリフとともに気分が盛り上がります!

また、今回の機種ではキャラによってラウンドの示唆があったりするので、純粋な気持ちで打ちたい!という方はここは読み飛ばしてもらったほうがいいです!

 

シンプルモード、シナリオモード、丸見えモードという3つのモード設定があるので、遊び始める前にモードをチェックしたほうがいいですね。

6つ子のセリフやラウンド示唆を楽しむならシナリオモードにしましょう。

 

羽根開放〜役物突破までの間にしゃべるキャラと、V入賞後のラウンド告知の松チャレンジが兄弟ごとに異なります。

「松竹梅ゲート」に玉を通すと演出をスキップしてしまうので、演出を見たい人は回転役物に到達したら一度打つのをやめて、当たった後もそのまま見守ったほうがいいです。

 

慣れてきて飽きたら、演出を見る必要はないのでサクッと「松竹梅ゲート」を通してさっさとボーナスをもらっちゃいましょう。

 

トト子ちゃんに「んも〜、せっかちね〜」って言われるのがちょっと刺さりますが、もし収支を気にするのであれば、良い台に座れたら1分1秒を無駄にせずひたすら打って当たりを重ねるべきなので演出無視です。

(というか収支を気にするならこういう台よりスペック重視でほかの台打ったほうがいいんで、普通に時間かけて楽しむことをおすすめしますけど)

 

個人的には最初「既存ボイスだしやたらしゃべるし、そのうちうるさくなってシンプルモードにするかな〜」なんて思ってたんですが、結局飽きずに12時間シナリオモードのまま遊べました。

1. おそ松

羽根開放のときにおそ松が出てきたら、その回の当たりは「竹」「松」のいずれかになります。ハマってるときにきてくれると持ち玉がかなり回復するので、おそ松兄さんかっこいい〜!ってなります。

 

役物を突破してる最中のセリフ、無敵シャッターの開いたあとの絶望感などけっこうテンションが高いのに、V入賞時は鼻くそほじってそうなテンションになってマジ図に乗ってる感じがするのもおそ松兄さんっぽくていいですよ。

 

ラウンド告知の「おそ松チャレンジ」はボタン一撃タイプ。たぶん6人の中で一番派手な演出だと思います。

これ絶対みんな1回目のボタンポップアップで騙されて叩きそうになるでしょう。

3回もポップアップするの煽りすぎで笑います。

3回もポップアップしておいて、実際プッシュするときはポップアップしてない状態っていうところで拍子抜けします。

 

「梅」否定だけあって「松」の期待値が高いため煽りが強いんでしょうね。実際「おそ松ボーナス」獲得が多いので、おそ松でV入賞できるとアツい!って感じがします。

2. カラ松

音量調整のボイスが全部カラ松です。次男推しの方はしっかりチェックしておいてください。

回転役物で粘ってるときの「オ〜ケ〜カラ松〜いいぞカラ松〜」からのハズれた瞬間の情けない叫び声が、打ち手の心情とシンクロしてめっちゃ面白いです。

 

羽根開放でカラ松が出てきたときは、その回の当たりは「松」か「梅」になります。

「梅」が青だからカラ松の振り分けが多くなってるのかな?

天国と地獄ですが、他の兄弟でも「梅」はよく出るので、体感でもカラ松だとよく「松」が当たるな〜と感じられると思います。

丸一日打っててやっぱり上二人は「松」多いなって感じました。

 

ラウンド告知の「カラ松チャレンジ」は黙って見守ってればOKなのですが、「カラ松の愛を摑み取れ!」って言いながら「梅」が選ばれるとなんとも言えない気持ちになります…

3. チョロ松

チョロ松はほとんどが「竹」になります。緑だからでしょうか。トト子ちゃんの「ミドルボーナス!」すら「緑ボーナス!」に聞こえてきます。

ほぼほぼ「竹」なので安定感はありますが、気持ちが盛り上がれないっていうのがつらいです。

 

ラウンド告知の「チョロ松チャレンジ」は、チョロ松がヲタ芸をするんでこれも見守ってればいいんですが、いうて基本「竹」なので、なかなか成功して「チョロ松ボーナス」を獲得するところを見られないんですよね…うるさいわりに成功しないイメージがついちゃいます。

 

私はしょっちゅう演出飛ばしちゃってたので(長いんだもの…)、全国導入されて近所の店に入ったら時間にも余裕があるので「チョロ松ボーナス」見れるまでは打ちたいな〜と思っています。

 

個人的には警部の「現場、すごくいい空気だよ」が好きですw

当たった時のテンションも、自分が叫べないぶん代わりに叫んでくれてありがたい…

4. 一松

1日打って思ったのは、一松ぜんぜん当たんねーな!ってことでした。

そもそも羽根開放のときに一松があまり出てこないです。

あと自分の打ち方のせいかわかりませんが、一松が出てくるときに限ってなかなか羽根が玉を拾わなかったんです…つら…

 

ただし、一松で当たるとほとんどが「一松ボーナス」でした。

「松」かつ「羽根複数回開放」のときに一松演出が選ばれやすいようです。

だから割合的に少ないのかなと思うんですが、さらに少なくなりがちな理由があります。のちほど。

 

「一松チャレンジ」はボタン長押しでパワーを貯めて「松」を射止める演出です。例によって演出を飛ばしたりしていたのでやった回数は少ないんですが、たいてい「松」なのでそこまで悔しい思いをせずに済みます。長押しは楽だし。

 

ふっとV入賞して当たった時の「マジすかあざーす」っていう切り替えがちょうどいいですね。心の中で一緒に「あざーす!」って言っちゃう。

5. 十四松

一松と同じく、十四松も出現率が低かったと思います。

一か八か感が強いです。

直当たりの時には十四松が選ばれることが多いようで、3回開放で十四松のときは羽根がロング開放されてそのまま直当たり演出になることが多かったと思います。

キャラに合ってる感じしますね。

 

「十四松チャレンジ」は3回チャンスがあり(実際はすでに決まっていますが)、ボタンを3回プッシュできます。たいてい「梅」「梅」「梅」とか「梅」「梅」「竹」とかですが、「松」までいくこともあります。

ちなみにこの3回、ボタンを押さずに放っておいても勝手に止まってくれるので眺めてるだけで大丈夫です。

 

通常時「十四松チャレンジ」から「松」の振り分けはそこまで高くないんじゃないかと思いますが、直当たり自体が「松」の振り分けが高いので、直当たりだと十四松チャレンジからの「松」を見るのは難しくないと思います。

6. トド松

今回の曲者はこいつです。

トド松のときだけ、やたら2回開放、3回開放が多いです。

これは打てばわかりますがほんとうにほとんどトド松です。

むしろほかの松で複数回開放がくると「おっ!?」と思うくらい、基本トド松。

 

もちろん複数回開放したからといって玉が拾えるとも限らないし、ましてV入賞できるとは限りませんが、やはりチャンスはかなり多くなります。開放時の期待感なんかもお兄ちゃん達と比べて高いのでかなり優遇されているように感じました。

 

そもそも複数回のときにトド松が選ばれやすいとなると、複数回開放でかつ「松」に当選していないと選ばれにくい一松は、そりゃ出てこないですよね。

一松が出てきてかつ複数回開放のときめちゃくちゃ緊張します。

 

ラウンド告知の「トド松チャレンジ」はボタン連打です。

しかもけっこうな回数叩く必要があるので、一度やればお腹いっぱいといいますか、散々叩かされておきながら「梅」から一向に進まないイライラが募ります。

 

「はじまりはじまり」「おうまは最高!」との違いを意識して楽しむ

1. 誰が誰でもおんなじザンス…とはいかない!?

「はじまり」では推し松を選択することができました。それぞれの昔話に複数の演出が用意されていて、期待度、アツさはそれぞれのキャラで楽しむことができました。

「おうま」も、競馬リーチになったときにどの松を選択しても勝敗は先に決まっているので、とりあえず好きなように松を選べば問題ありません。

 

しかし、今回の「PA怪盗おそ松さん」は、選択されたキャラ自体に示唆があるため、自然と偏りが出てきます。

 

「松」のときの選択率が高いおそ松・カラ松、「竹」ばかりになるチョロ松、なかなか選択されない一松・十四松、複数回開放がいつもトド松…というふうに、「勝ってる感・負けてる感」に繋がる部分に兄弟の中で差があるのは箱推し松クラとしてはちょっとな…と思いました。

出玉とかスペックに関係するところは「誰が誰でもおんなじザンス」を貫いてほしかった。

 

直当たりに絡む演出ということになると、たとえば十四松は低設定の台では出現しにくくなるかもしれませんね。(私が実践した日はよく当たってたので十四松演出はけっこう拝めましたが)

 

同じく、低設定の台で直当たりが減るということは「松・MAXボーナス」の振り分けも減るため、もしかしたら一松など「松」に偏る兄弟の演出を見るチャンスが減るかもしれません。

 

設定差の影響を受けないのはトド松だけかな?

 

おそ松は「竹」の振り分けが増えるだけなので影響がないかもしれませんが、逆に「竹」の振り分けが増えるとチョロ松に偏ってしまうことも考えられます。 

カラ松は「梅」の振り分けが増える分、出現率には影響がないかもしれません。

 

このあたりを気にせず打てる台だったらよかったのに…とそこだけ残念です。

 

 2. 連チャンがないので出玉はザクザク増えない

「はじまり」「おうま」は、一度当たるとラッシュや時短STに入り、連続して出玉が増えるチャンスがありました。

 

羽根モノの多くにはそういった連チャン性能はありません。

基本的にはV入賞してボーナスが出たら、そのあとはまたすぐ通常時に戻ります。

 

その代わり、1/319や1/199の液晶機や、「おうま」のような甘デジ(1/99)や「はじまり」ちぇり〜Ver(1/69)と比較してもさらに当たりやすくなっています。

ちょくちょく当たって楽しめる代わりに出玉は少ないというのが特徴です。

 

1/319や1/199の液晶機というのは当たりにくい代わりに、一度当たると爆裂連チャンでめちゃめちゃ出玉が得られるというハイリスクハイリターンなスペックです。

それと比較して、羽根モノは一撃あたりの出玉は少なく連チャンもしませんが、当たりやすく1日遊べるため、朝から晩までシコシコ地道に玉を増やす遊び方となります。

 

ここを理解していないとクソつまんね〜という感想で終わってしまう可能性が高いです。

そもそも地道に玉を増やしていくこと自体が苦手なタイプの飽きっぽい人、時間をかけて遊びたくない人、一攫千金を狙うギャンブラーには向いていません。

それは「PA怪盗おそ松さん」が面白くないのではなく、その人に羽根モノが向いていないだけです。

 

また、パチンコフェスで試打した人や、YouTubeにあがっているような試打動画を見てちょくちょく当たるイメージを持っている人も、「ろくに当たらない」と感じてしまうかもしれません。

でも、「はじまり」「おうま」を打ったことがある人なら、それらに比べてかなりしょっちゅう当たることはわかるかと思います。

 

PA怪盗おそ松さん」は保留と直当たりがあるスペックなので、V入賞または直当たりでボーナスが終わった後、もともと残っていた保留でさらに直当たりするという可能性があります。(保留連と呼びます)

 

また、直当たりしていなくても、残り保留で開いた羽根に玉を入れてV入賞した場合も、一応保留連扱いにはなります。

当たり後の1Gめで当たった場合、1G連として判定されてめちゃめちゃ気持ちいい脳汁の出る音が鳴ります。たまりませんね〜

なお12時間かけて2251Gやった中で1G連は2回しかありませんでした。

 

1Gめで2個玉が入って、先に1個がハズレ穴にいってしまうと1G連にならないぽいです。あと保留2Gめが直当たりだったりしたこともあったんですが、もちろんそれも通常時扱いです。

 

3. トト子ちゃんがアツくない演出がある!?

 

基本的にトト子ちゃんが出てきたらアツいのがおそ松シリーズの特徴なわけですが、今回、トト子ちゃんなのにアツくない演出があって新鮮でした。

 

シナリオモードでは、羽根開放時に6つ子以外にトト子ちゃんが出てくることがあります。トト子ちゃんのときは「松」濃厚です。

セグ下のMAXランプも光ったりするのでアツさがわかりやすいと思います。

とはいえ役物が当たりやすくなるわけではないので、普通にハズれます。トト子ちゃんでハズれるのかなり悔しいんですよね〜。

 

当たった場合の「トト子チャレンジ」は、トト子ちゃんにふさわしいものを選べって言われるんですがボタンは押す必要がありません。まず「梅」が選択され、「それじゃないわ」、次に「竹」が選択され「それでもないわ」、「私にふさわしいのは…これよ!」で「松」が当たるという演出になっています。

 

そしてあるとき、急にトト子ちゃんが「私の歌を聴いて!」と言い出して歌い始めます。

これ、すごいアツそうじゃないですか?

もしかしてこの歌流れてる間、チャンス?とか思いますよね。

 

別にチャンスじゃありません。

 

実は100Gハマると毎回この演出が始まります。

 

役物の調子がよかったり高設定だったらあんまり100Gハマることがないと思うのですが、運悪くハマると、飽きちゃった人のためになのか、アツいと誤解させて打ち続けさせるためなのかわかりませんが、歌ってくれるんですよね〜。

 

むしろこれが流れはじめてしまって、なかなか当たらずにずーっと流れられると「こいつハマってるな」っていうのが周囲に丸分かりになるのでなんか恥ずかしいです。

 

先行導入されたダイイチ直営店での実践結果

12時間楽しんだ末の結果がこちらです。

12時間といっても途中トイレとか休憩挟みつつなので実質10〜11時間くらいかな?

 

総スタート 2251回

総大当たり 82回

当たり確率 約1/27

直当たり 10回

直当たり確率 約1/225

1G連 2回(V入賞)

保留連 2回(直当たり)

最高持ち玉 約8200発

終了時持ち玉 約6500発

投資 125発

 

 直撃は3回開放ロングからブラックアウトするタイプの演出がメインでしたが、セグ「33」「77」もそれぞれ1回ずつ見れました。

 

証拠写真が撮れないのと、最初にマークされちゃったんで(というか朝から12時間粘ってたらどっちにしろ…)よけいなことしないようにしようと思ってメモも取らなかったので精細な数字ではありませんがだいたいこんな感じ。

 

打ち始めて5GですぐにV入賞し、それが松ボーナスだったためかなり運がよかったです。

序盤に1/100程度で数回直当たりが来たり松ボーナスに偏ったりしたおかげで、その後も持ち玉をなくすことなく地道に増えていきました。

 

3000発に到達したところで頭打ちになり、揉みながら徐々に飲まれて2000発前後をウロウロ。1200発ほどまで落ち込んだタイミングもありました。

直当たりの確率は全体的にはかなり良かったのですが、一度だけ400Gくらいハマって、その間に梅(スモール)ボーナスが増えだしたので3000発まで持ち直すにはかなりかかりましたね…。夕方の時間帯がけっこう精神的にしんどかったです。

 

ただ3000発を超えると安定したペースで4000、5000、6000と突破し続けていき、17時過ぎてから急に7G、5G、20G、11G、2G、みたいに浅いところで当たり続け、3連続で松ボーナスなど振り分けも良かったためそのまま時間ギリギリまで打つことにしました。

 

8000発を超えたのが19時ごろだったので撤収するか悩みましたが、こんなくっっっっそ楽しい台を2月までもう打てない、打ててもこんな良い状態は2度とないかもしれない、と思って、万発をめざしてがんばろうと続行、ちょい飲まれて6000発前後で揉み揉みする結果となりました。

 

万発の履歴を刻みつけて帰りたかった〜〜〜!!

  

直当たりの確率も良く、もしかしたら高設定だったかも。

一度だけ400(設定6の2倍)ハマりがあっただけであとは安定して引いていて、体感では1/200を切ってるかのように頻繁に来たりしました。

設定1(1/319)だったら400なんて当たり前のようにハマるので、ないものと思ってV入賞しか当たり契機がないつもりで打つのが良いかと思います。

 

100Gを超えると流れるトト子ちゃんの歌も3回しか聴かなかったし、最大ハマりが127Gでしたので、役物の調整と設定両方恵まれていたんじゃないかと思います。

 

つまり、全国導入でそこらへんのホールに導入されたときには体験できないほどの優秀台だった可能性が高いです。

 

さいごに

導入台数が少なく、しかも羽根モノということで長時間粘る人も多いと思います。1店舗に1台とかもザラだと思いますし、新台の期間はなかなか打てないかもしれません。

せっかく座れたら、ちょっと打っただけで諦めずに少し粘ってみてください。

そのための軍資金は2万円はあるといいかと思います。

調子悪い台でもそれなりに遊べるはずです。

 

というか2万円を超えるほど投資しないといけない台はかなり調子悪いと思いますので、それ以上は取り返すことを考えずに鋼の心で打つのをやめましょう。

パチンコは適度に楽しむ遊びです!

 

ぶっちゃけ、これ怪盗である意味ある?とは思います。

松クラならセリフ聴いたら「アニメのあの話のあのシーンのあのセリフ」としか思わないわけで、アニメのあのシーンは鮮明に浮かぶけど、怪盗の6つ子がお宝いただくよみたいなストーリー設定にはまったく聴こえないわけで…

 

もっというと、おそ松さんである意味もないですよね。

うんわかる。

でも個人的にはこれおそ松さんじゃなかったら12時間打ってないと思うし、12時間も打っておいて、飽きずにまた打ちたくなったりしなかったかもしれません。

 

おそ松さんじゃなくても、以前同じ役物で出たNORSOLと比較してもこの台自体がすごく面白いんですけど、12時間打ち続けられたのは演出の種類の多さがわりと大事だったと思うんですよね。

トキオシリーズとかも好きなんですけど、さすがに12時間は打てないなぁ飽きるなぁと。

 

6つ子+トト子ちゃんのキャラの個性とセリフの多さは、版権ものの、それもおそ松さんならではだと思います。

たとえばひぐらしでこの台を作っても、こんなにセリフが面白くマッチしなかったんじゃないkいやダイイチさんなら作れると思う面白いやつお願い作って

 

役物を突破するときの興奮、手に汗握る回転役物、ハズれたとき、当たったとき、6つ子のセリフが打ち手の心情をそのまま代弁してくれていて、ホールで叫べない自分の代わりに叫んでくれてるのがかなり面白かったし、意外とこの「おしゃべり」がほかの羽根モノでは味わえない楽しめるポイントだったなと思いました。

 

 2020.1.27追記

全国導入前にもう一度打てる機会があったので結果報告です

tamago625.hateblo.jp